9月の読書メーター読んだ本の数:7
読んだページ数:2697
ナイス数:50
小説新潮 2017年 08 月号 [雑誌]の
感想「スノーノイズ」ふんわり不思議で、冷たいのに優しかった。「ペルー」無邪気な残酷と、逆らえない子どもの世界がリアルに、ぞっとする。「スペア」やるせなさすぎて、その後の主人公や両親のことが気になる。「さちの足跡」ほっこりホラー。「女禁高野」とても扇情的で動物的で、ホラーというより艶やかな印象。「高速会談」いやもう、無理無理怖い怖い‼︎ 「火のないところに煙は」着眼点というか、発想がすごい。「ポジティブ・ファシズム」すごい、考えさせられる。「杉山検校」ちょ、どうなるの⁈ 他にも色々、今回もたくさん楽しみました!
読了日:09月04日 著者:
小説新潮 2017年 09 月号 [雑誌]の
感想70周年おめでとうございます。昔の作品の掲載やエッセイ「へー!」と、なりまくりでした。「初秋のミステリ傑作集」ファンタジックなものやら、人情、ホラーっぽいもの、それぞれにたのしみました。「大名絵師写楽」これから、どうなっていくのかワクワク。「杉山検校」よかったのかわるかったのか、再会のあとの、明らかによくない気配で気になる。「ポジティブ・ファシズム」ほんとに、耳障りはいいけれど、とても選民的だよなぁと、しみじみ。「カーテンコール!」は、毎回ほんと心にじんわりやさしく、切なく、沁みますね。他も全て楽しかった
読了日:09月12日 著者:
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)の
感想冒険小説みたい! リアルで、なんて体験をなされているんだろう。はじめは軽妙な文章で、とんでもない危険なことをなどを、悲壮感を与えずに綴れるなんて、すごい方だなぁという感想が、どんどん引き込まれていって、あとがきまで惹きつけられて読み終えました。発想と、追い詰められたときの意識の流し方、気づき、考える力がとてもある、地頭がとてもいい方という印象。とてつもない冒険小説を味わったような読了感。というか、ほんとに冒険小説だ。人やらなにやらに恵まれて、てあるけど、それだけ人を惹きつけられる著者がすごい。
読了日:09月13日 著者:
前野ウルド浩太郎
日曜日の夕刊 (新潮文庫)の
感想あとがきに「おとぎ話」とあって、なるほど。たしかに、雰囲気はおとぎ話。言葉で明確に表しきれない、けれど確かに存在している、ほんのりとしているけれども、どうしようもない、自分でも把握しきれない感情の揺らぎや渦が散りばめられた短編集。ほっこりするものもあり、胸がひたすら痛くなるものもあり。多彩な“誰か”の人生の一幕を、自分が体験しているような気分で味わわされる、ふわっと物語に取り込まれて、一編を読み終えるごとに、夢の中で別人格になり、目が覚めたみたいな気分になりました。
読了日:09月15日 著者:
重松 清
ふぉん・しいほるとの娘〈上〉 (新潮文庫)の
感想シーボルト来日から、順繰りに、日本の世情やオランダ事情なども細々と交えて書かれています。主人公の、シーボルトの娘に焦点が当たるのは、後半の後半。それまでは、シーボルトがどうして日本に来て、娘がどう産まれたのか。シーボルトが日本から離れた理由、娘の親や親族、シーボルトを師事した人々の過ごし方や、その時々の情勢が、タップリと描かれていて、教科書で知っていた事変なども折り込まれ、どの辺りの時代なのかが頭の歴史ピースがハマる感じ。俯瞰的な描き方に心情を混ぜて、表現されています。下巻はこのまま娘が中心で進むのかな?
読了日:09月16日 著者:
吉村 昭
ふぉん・しいほるとの娘〈下〉 (新潮文庫)の
感想シーボルトの娘を中心に、幕末から明治の情報がてんこ盛りでした。教科書にも掲載されている出来事や名前から、日本各地で起こっている様々な混乱、それに与する諸外国の人々のこと、シーボルトの晩年や来日した息子たちのことも書かれていました。情報量がすごく、幕末から明治の世が確立されていく様がしっかりと描かれ、シーボルトの娘の人生を軸に、日本の激動が描かれた作品だと感じました。
読了日:09月20日 著者:
吉村 昭
世界で一番美しい声 (扶桑社ロマンス)の
感想フラッシュバックとか、トラウマを乗り越えようとする描写がリアル。ヒロインの友人たちが、みんないい人。街の人たちが、傷ついたヒーローにどう接していいのか、わからなくて、気になりつつも無視をする(当人には声をかけず、関わりを持ちはじめた相手に声をかける)っていう状況もリアルでした。基本、いい人だから、傍観するんだなぁ。「人々の反応は、ぼくよりも、彼ら自身、つまり彼らがどういう人間かに左右されるのだとわかった。まるで雷に打たれたような衝撃だったよ」というセリフに、私も衝撃。そう……そうか! なるほど‼︎ うぅむ
読了日:09月22日 著者:
ミア・シェリダン読書メーター
[0回]