2014年12月の読書メーター読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2337ページ
ナイス数:54ナイス
烏に単は似合わない (文春文庫)の
感想平安時代ぽいファンタジーの純愛かな、と思ったら、あれあれ? 姫の心情や背景やら思惑やらが絡んで、謎があって解かれたはずなのに、それが更なる謎になって……真相に行き着く途中の薄ら寒さと、最終の収まるべき所は、ここだったのかという安堵に似たものの混在に、読了感は「不思議な気持ち」としか言いようがない。純愛と政治的思惑とが交錯するさまは、なるほど平安時代ならではだなぁ、なんて思いました。所々、唐突な気がして、置いていかれたような気になったけど、結末を読んだら、そうせざるを得なかったんだな、と。
読了日:12月30日 著者:
阿部智里
りんごかもしれないの
感想発想力? 想像力? さらっとスゴイ! 林檎から、なんて色々なことが浮かぶんだろう! 読みながら、脳ミソが活性化する感じがして、脳ミソをマッサージされたように気持ち良かった。オチは「お、おお……せやな」て感じで、それに思考の自由から日常に戻された。想像する楽しさや自由を再確認できた。
読了日:12月27日 著者:
ヨシタケシンスケ
13階段 (講談社文庫)の
感想読み進めながら色々と考えるんだけど、読む先から仮説が覆されて……最後に差し掛かる部分は焦燥や恐怖に駆り立てられて読みました。そしてその緊張が極限に達したところでの、静寂的結末が冬空のように遠く薄く覆い被さってきて……遠いようで身近な問いを意識に打ち込まれた感じです。
読了日:12月23日 著者:
高野和明
戦国BASARA4 西凶丁半編 (電撃ゲーム文庫)の
感想こんだけ多くの武将を織り込んでいるの、すごい! タイトルが丁半西京凶編なのに、筆頭が主役? と感じつつ……所々、切なくやるせなく……シリアスモードかと思ったら、ほっこり挿入して、ギャグきたなと思ったら、シリアスに戻る絶妙さ! 面白かった……小十郎可愛かった……幸村好きとしては、ラストの流れにニコニコ。秀吉像はほんと、ほんとそれーっ! て、なりました。総評として、面白かったです。シーンのこまごま、誰かと語りたい(笑)
読了日:12月19日 著者:
高瀬美恵
小説新潮 2014年 12月号 [雑誌]の
感想クリスマス特集の「一人では無理がある」と「柊と太陽」に、ビックリ! 発想というか、解釈というか、クリスマスの話なんだけれど、クリスマスの斜め上を行っている感じで、すごいとしか言いようがなく、読み終わったあと、バカみたいに、すごいを連呼。「クリスマスに家に帰る」に、ほっこりしました。新連載「眩」に期待大。「ラストフロンティア」はワクワクが増して、続きが楽しみ!
読了日:12月16日 著者:
海になみだはいらない (角川文庫)の
感想児童向け(?)短編集。あたりまえの優しさが、ふんだんに織り込まれていて、いちいち目頭が熱くなるのは、よけいな意識や見栄なんかが、身についてしまったからなのかな。知っている、わかっているはずなのに、ハッとしてしまったり。ダックス先生のような大人でいたいなぁ!
読了日:12月12日 著者:
灰谷健次郎
侠骨記 (講談社文庫)の
感想それぞれが長編小説に成りうる題材の中国歴史短編四作。人の流転的な人生が、さらりと描かれていました。
読了日:12月8日 著者:
宮城谷昌光
ひよりみ法師 (光文社時代小説文庫)の
感想冒頭が破廉恥な始まりでビックリしつつ、まあ、これから事件になるんだろう、と思っていたら、要所要所で艶事が……。軽快なタッチのファンタジーな妖怪妖術捕物帖。ですが、艶事が多いので、好き嫌いあると思います。シリーズものとは知らず、三作目ということですが、前作を読んでいなくても大丈夫でした。
読了日:12月4日 著者:
六道慧
古都 (新潮文庫)の
感想すごく、不思議な雰囲気。一生のうちにある出来事を、そのまま切り取ったような。二人の境遇はドラマチックだけれど、日常の中に、当たり前にあるような雰囲気が優しく包んでいて、人に向ける気遣いに物悲しさを感じました。
読了日:12月4日 著者:
川端康成読書メーター
[0回]