8月の読書メーター読んだ本の数:8
読んだページ数:2167
ナイス数:46
泣きの銀次 (講談社文庫)の
感想すいすい読める。さらっと登場人物がどういう人間か、なぜ、そうなのかが話の中で織り込まれていることが、日常の中で他人を知る感覚に似ていて、彼らがとても身近に感じられました。「目指す敵」と深く近く関わっている人たちの心情の変化や思考の歪みの過程を想像して、背筋がじわじわ冷たくなった。
読了日:08月02日 著者:
宇江佐 真理
氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)の
感想小学生の気持ち(違和感)と、大人になって自分の子を見て思い出す当時の違和感と現状が、小説でありながら、カウンセリングみたい。これを読んで「なるほど! ああ、そうだ。そうだった! この感覚だ」ってなる人は、一定数いるだろうなぁ。柔らかくて忘れていた部分を、そっと取り出されて、再確認させられる感じ。
読了日:08月07日 著者:
木地 雅映子
愚者の渡しの守り: タイムループで学ぶ戦術学入門の
感想戦術指南⁈ タイムリープして、失敗した前回から改善した作戦を決行して、また失敗して、改善して……戦略は、教科書通りには行かない‼︎ 反省して想像して改善する意識、大切。
読了日:08月09日 著者:
アーネスト・スウィントン
落ちぬ椿~上絵師 律の似面絵帖~ (光文社文庫)の
感想主人公の描いた似顔絵で、絡む運命、甦る思い出など、心の揺れる出来事が。いろんな人がいて、色んな考え方や価値観の違いがあって……立場とか、年齢とか、年月とか、縒り合うと、文字通り、一筋縄ではいかないねぇ
読了日:08月16日 著者:
知野 みさき
闇の歯車 (文春文庫)の
感想なんか、やるせない。やるせないけど、収まるところに収まった、という感じ。他人でありながら、ひとつの事柄を動かす歯車になって、歯車が欠けて……スルメみたいに味わい深い。
読了日:08月17日 著者:
藤沢 周平
新装版 闇の梯子 (文春文庫)の
感想不器用な正義や、優しさ。思いをかける人の気持ちの半分も伝わらない、もどかしさ。やるせなさ。逆に、すれ違い、相手が受け止めたのではと感じた時に、思いをかけた当人には伝わらなくて。心の機微のすれ違いなど、静かで暗く、哀切のある優しさが沁みます。
読了日:08月20日 著者:
藤沢 周平
きみが見つける物語 十代のための新名作 放課後編 (角川文庫)の
感想色々な作家の短編集。青春時代の言語化できない心の揺らぎを描いたものや、少し怖い不思議な話、優しくて激しくてハードボイルド? な話、ひたひたと沁みる話、最後にニッコリする話。どれも面白かった。
読了日:08月21日 著者:
寒影 (祥伝社文庫)の
感想殿の傲慢な気まぐれかと思いきや。ラストなんか、やるせないというか、なんというか。色々抱えて黙して生きる気持ちって、どんな感じなんだろ。この時代の命の価値の差と国や家名の重さを考えたら、こういうこともあり得るんだろうなぁ。
読了日:08月30日 著者:
荒崎 一海読書メーター
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