2017年2月の読書メーター読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2352ページ
ナイス数:48ナイス
小説新潮 2017年 02 月号 [雑誌]の
感想「或るミコバイトの話」めちゃ可愛い青春きゅんきゅん。「お祓いを頼む女」じわじわくる……。「白日の下に躍り出る」空気感がふわふわしているのにハッキリとしていて、不思議。「そもそも」終わり方が洒落てるなぁ! 「八人のゴメス」衝撃の告白と、今後の彼等のことが気になりつつ最終回……もっと読みたい。「夏がぼくを走らせる」すごいニコニコしちゃう。「51年」このシリーズ、いろんなタイプの人に寄り添って受け入れる感じが好き。「玄鳥さりて」うぁあ……ほんとに敵対するの……? ハラハラ。ほかにも色々、今月も楽しかった。
読了日:2月8日 著者:
姫の戦国 (上) (文春文庫)の
感想ふわふわと純真な公家の姫様が武家に嫁いで……さあ、乱世だ! というものではなく、しっとりと柔らかな姫の気質に寄り添う雰囲気で、勇ましくなく文体もやさしく読みやすいけれど、かっちりと戦情勢は描かれており、その合間で女がどんな立場であるか。武将である夫と公家の姫との気持ちや思考の差、他所での姫の立場や周囲の思惑など、ひたひたと迫るものもあり……。純真な姫は下巻でどんな道を見つけるのか、ドキドキです。
読了日:2月8日 著者:
永井路子
姫の戦国 (下) (文春文庫)の
感想前半の、どこかふわっとした公家の姫君という雰囲気から一転、たくましい戦国大名の妻、母、祖母として、凛としながらも公家の姫として育てられた下地を覗かせつつ、気丈に生きる姿を中心に、政治的な戦をメインに描かれていました。武田信玄の父親を受け入れた部分とか、のちの徳川家康とのやりとりとか、特に面白く読ませていただきました。終わり方がとても情緒的で、ふわりと柔らかくて読後感がしずしずとした春雨のよう。
読了日:2月11日 著者:
永井路子
仕事くれ。 (新潮文庫)の
感想タイトルのインパクトすごい‼︎ 説明にあるように、たしかにサスペンスで、スリルもありました。主人公の性格を示すためか、ものすごい細かな描写と比喩が満載。なので、問題が起こる前にお腹いっぱいになっちゎう人もいるかも? 結局、彼はこれからどうなるのかしら……? でも、問題解決のために周囲の知恵や手助けがたくさんあったから、きっと明るいはずね、という希望的なニュアンスのラスト。手助けがあったのは、彼のこれまでの意地っ張りだけど根は正直で思いやりのある人だからなのね、という感じでした。
読了日:2月20日 著者:
ダグラスケネディ
梟の城 (新潮文庫)の
感想忍の心の移ろいと信念、虚ろでありながら、その瞬間は確固としている思想の交錯に、どこか突き抜けた陽質な男女の妙も入り混じって面白かった。最後はなんとなく、さわやかなような……なるほど、あの感情があり、この経緯があったからころ、ここに落ち着いたのねと納得もあり。勇ましいというより、快活な雰囲気があるのは、主人公が雲や風のように、あるとわかるのに掴めない、人懐こさを持っていたからかも?
読了日:2月21日 著者:
司馬遼太郎
しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)の
感想落語を聴いているときみたいに、肩の力を抜いて、あたたかい笑いを所々で漏らしてしまう、不器用だったり頑固だったり真面目だったり変なところで器用だったり……な、人たちの等身大な下町の物語でした。あたたかい笑いが、あたたかすぎて、ほっこりしすぎた胸から目頭に熱が走るシーンもあり。ラストは、予想していた通りになったな、と思いつつ……、めでたしめでたし。
読了日:2月27日 著者:
佐藤多佳子読書メーター
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