2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2247ページ
ナイス数:54ナイス
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■コーラス (角川文庫)
とても読みやすかった。夢破れた中年の新任教師が抑圧されていた少年たちとともに、ノビノビとした気持ちと青春を味わう姿に、素朴であるからこそ必要な幸福を見ました。「どこにでも青空はあるのだ」「権利のために行動を」「与えるからこそ与えられるのだ」
読了日:1月1日 著者:クリストフバラティエ
http://bookmeter.com/cmt/61343385
■小説新潮 2017年 01 月号 [雑誌]
新連載の「肖像彫刻家」今後が楽しみ。「サンタ・クロースとしもやけ」この連作短編いつもワクワクほっこり。「永遠のピエタ」女子の心理がリアルでポップに描かれているのが、我が身と照らし合わされてくすぐったい。「アンラクギョ」絶妙な奇妙滑稽さが異次元に迷い混んだみたい。「宇都宮城血風録」晩年の福島正則の勇躍する姿がかっこいい。楽しみ‼ 「硝子のコルセット」空気の流れや匂いを感じさせる表現に、おなじ空間にいるような感覚になります。「八人のゴメス」なんか、すごいことになってる!! 他にも色々、今月も楽しかった。
読了日:1月7日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/61485956
■日本の文学〈第24〉谷崎潤一郎 (1966年)
「細雪」のみ収録。四姉妹の下の三人を中心に、大阪~神戸あたりを舞台の芯に据えた作品でした。色々な方の思惑が当人視点に語られたり、第三者目線になったりしながら絡み合い、未婚の下の二人がどう片付くのかが主軸となって、その間にあった周辺のこもごもが細かに描かれてい、この時代はこういう倫理観で、こういう生活であったのだなぁ、と感心しつつ、徐々に平和な世から戦争に向かっていく時流下の人々の、実感を持たないままに移ろう生活を味わえました。
読了日:1月9日 著者:谷崎潤一郎
http://bookmeter.com/cmt/61533920
■恋人たちの小道 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
最後まで、なにがどうしてどうなっているのか、さっぱりわからなかったけれど、謎解きで、なるほどヒントは散らばっていたのねと納得。他のことに、なんでもないことのように紛れていました。専門の探偵ではない主人公が、迷いながらも解決しようと奮闘する姿は好ましく、楽しい作品でした。
読了日:1月16日 著者:ナンシーピカード
http://bookmeter.com/cmt/61692637
■白い月の罠 (ランダムハウス講談社文庫)
初っ端からSFファンタジー全開で、運命の愛に出会いつつ、ヒロイン側の問題があるのでヒーローがんばる。ヒロインも運命の愛を感じつつ、トラウマと身に迫る危険のために、じりじりしつつ……。人狼だからか、ホットなシーンは本能というか、互いを認識しあう行為、という印象。ラストが近づくにつれて、終わるの? て心配になるくらい盛り上がりつつ、そこまでに描かれていた事柄のアレコレがまとまって解決。前半というか、けっこうじりじりしてたので、最後らへんは、展開ブワワー、て感じがしました。
読了日:1月24日 著者:レベッカヨーク
http://bookmeter.com/cmt/61880525
■図説 英国社交界ガイド:エチケット・ブックに見る19世紀英国レディの生活 (ふくろうの本)
おもしろかった!
読みやすくて、へぇー、て思いながら、どんどん先のページへ行くんだけど、教科書みたいに、マーカーとか付箋とかしたくなる部分も色々あって、過去に読んだ本や映画なんかのシーンを思い出して、なるほど、てなったり、そんなことが! てなったり。
これを踏まえて、この時代の英国を舞台にした作品を読み返したら、前に読んだ時と違った印象を持つかも。……にしても、ルールとか気遣いとか細かい上に配慮と空気読め感すごくて、私からしたら、めんどくさいし神経使うし、庶民でよかったー、てなることばかりだった。
読了日:1月28日 著者:村上リコ
http://bookmeter.com/cmt/61955905
■日本の文学〈第28〉久保田万太郎,里見〓@4CEE (1968年)
久保田さんの作品は、落語かなんかを聞いているような感覚でした。里見さんのは、日常のさらりとした情景をさりげなく……けれど、滑稽なものもあり。どちらもスイスイ、途中で栞をと思わせない筆運びで、面白かった。
読了日:1月28日 著者:谷崎潤一郎
http://bookmeter.com/cmt/61969058
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