2016年7月の読書メーター読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2751ページ
ナイス数:44ナイス
小説新潮 2016年 07 月号 [雑誌]の
感想「カンパニー」最終回、とってもときめきました。「眼が開くとき」妖艶で美しく、不思議で純粋でした。「八人のゴメス」ゴメスの見解に、なるほどそーだよねー。「ひのえうまの女」身近に感じる、ひっそりとしていながらも確固たる女の気持ちに共感。「懐紙」ほっこりしつつも、現代もこんな余裕があればなぁ、と、しみじみ。「そもそも」毎回、ほんと興味深いですね! 「大家さんと僕」ほっこり。「もう一度、愛してくれませんか」子どものころの、独特な感覚を思い出して、奮えました。他にも色々、今月も楽しませていただきました。
読了日:7月4日 著者:
日本の文学〈第10〉徳田秋声 (1966年)の
感想【仮装人物】くっついたり離れたり、端から見たら「また、やってる」と呆れるような、けれど当人たちには重大な出来事を繰り返し、ようやっと片が付く話で、ごちゃごちゃとした友人知人の繋がりや立場などが折り混ざっているのが、リアルでした。その他の作品たちも、おもに芸と身を売る女が中心となったり、その世界の中にある人々の物語ばかりで、当時はこんな生活であったのかと、考え方や行動の奔放というか、思いきったやりとりというか、過激さに驚く作品ばかりでした。
読了日:7月11日 編者:
谷崎潤一郎
剣豪将軍義輝〈下〉流星ノ太刀 (徳間文庫)の
感想幾度か目頭を熱くさせつつ、読了。なんという健気な……(ノ_<。)義輝自身よりも、それを取り巻く人々の感情や残されたものの心根に涙、涙…………。嵐のように変化する時勢や時局に翻弄される展開の結末の数行の、なんと静かでやわらかく、あたたかなものか! 余すところなく全てが集束し、見事に弾けた最終巻でした。
読了日:7月12日 著者:
宮本昌孝
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)の
感想残酷なほどの優しさは、他者にとっては強い人と見えるのかもしれないけど、当人にとっては弱さなんだろうな。相手を思いながら、自己の望みを叶えていくのは、人間の本質だなって思います。それが根底にあるからこその、この結末……、すごく、心臓に悪いと言うか、モヤモヤするというか、やるせないというか。展開やステージは非現実なのに、あり得ないとは思えない内容で、だからこそよけいに登場人物の心情が苦しいと感じる作品でした。
読了日:7月16日 著者:
東野圭吾
魔女とほうきの正しい使い方 (創元推理文庫)の
感想本人じゃなく、妹が魔女で、あれこれ手を尽くしてティーンエイジャーの女の子らしい(私がもうちょっと○○なら、なんて)望みを、なんとか妹の魔法で叶えようと画策する物語。一人称で、心の動きや言い訳なんかが、ものすごくわかりやすくて「あー、そうそう、そーゆー子いたわー」って思いながら読みました。ラストどうなるのかって、ドキドキ。なんだかんだ、ぐちゃぐちゃになりつつも…………(^艸^)んー。このあと、どうなったのかしら、と、読後も想像で楽しんでいます。
読了日:7月21日 著者:
サラ・ムリノフスキ
日本の文学〈第19〉永井荷風 (1965年)の
感想文体に勢いがあるというか、勇ましいというか。スイスイ読み進められました。「あじさい」なんて、あれよあれよと思う間に読み終わってしまった。「勲章」は、なんともやるせなかった。後半は回顧録のようなかんじで、当時と昔を引き比べてなつかしんだりするものでした。こちらは小説とは違い、まったりした雰囲気。ラストは終戦の年の元旦から大晦日までの日記でした。空襲警報でどうした、だの、だんだんに値を上げる食品や日用品のことなどが、簡素な覚書として淡々と書かれてあり、日記をリアルというのも変ですが、現実感ひしひしでした。
読了日:7月21日 編者:
谷崎潤一郎
戦国秘曲 信虎と女 (だいわ文庫)の
感想信玄と女、というタイトルですが、ラストは、まあ、そうかなー、て思う程度でした。信玄すごい、てかんじではなく、信玄の周囲の人々のことを通じて、作者の解釈で説明をされている感じがしました。この時代はこうだから、という雰囲気で、のめり込むというより、そういう解釈とか説もあるのね、という印象。たまに信玄きらいなのかな? と、信玄好きからすると、なんとなく思う部分もありました。
読了日:7月24日 著者:
早乙女貢読書メーター
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