2016年4月の読書メーター読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2834ページ
ナイス数:55ナイス
綱渡り―評定所書役・柊左門裏仕置〈6〉 (光文社時代小説文庫)の
感想必殺仕事人みたいなかんじ。必要最低限の表現で、けれど不足なく進む文体は、好き嫌いが別れるかも。さらりと読めますが、時代小説になれていないと、ちょっと想像がつきにくいシーンもあるかも? 評定所書役、という役職をベースにしているのが、面白いです。
読了日:4月6日 著者:
藤井邦夫
アルナムの牙―新章 十二神徒伝説 (角川スニーカー文庫)の
感想ゲームとは違う、ゲームの続編? のような物語でした。
独特の言葉の並べ方というか、クセがあるので、合う合わないあるかもしれません。ゲームを楽しんだあとに、補足として読んだ方が、もっと楽しめたかも? 大冒険とか、そんなではなく、平和は戻ったけど、まだほころびがあったよ。それを、なんとかしているんだよ、て感じでした。
読了日:4月11日 著者:
臼木照晶
もう誘拐なんてしない (文春文庫)の
感想読んだあとでタイトルを振りかえって「せやな」ってなりました。こんなことになるなら、もう誘拐したくないね。とてもコメディ色が強くてテンポもいい作品。ギャグだけど、ちゃんとミステリ。どうしてこれを、と思いつつ特に気にしていなかったものがキーになってて、なるほどー、でした。
面白いし、読みやすかったです。
読了日:4月16日 著者:
東川篤哉
あんちゃん (文春文庫)の
感想心の中にある隙間から生じる、あたたかなものだったり、痛みだったり、妬みそねみに優しさに……。そういう、ひそやかに生活にひそんでいる、身近に感じられる感情を集めた江戸の市井もの。……の、中に現代もので、古文書を読みといて戦国時代に触れる、という短編小説が混ざっていました。
読了日:4月19日 著者:
北原亞以子
小説新潮 2016年 04 月号 [雑誌]の
感想分厚い‼ 読みきり短編たっぷり! 連載もシッカリ。「五つ星をつけてよ」で、いまのレビュー信仰(?)みたいなものの怖さと、自分の感性の大切さを感じて、いくつか別の作品を読んだあとに出てきた「そもそも」の内容にヒェー。微妙にリンクしてるー! と思って、楽しかった。
読了日:4月22日 著者:
新装版 決闘の辻 藤沢版新剣客伝 (講談社文庫)の
感想五人の兵法者の話。宮本武蔵や柳生但馬守宗矩という有名どころの晩年の熟成した仕合と、若々しい決闘仕合を楽しめます。そして藤沢作品の醍醐味、ひたひたと心に沁み入る仕合う羽目になった人々の心の動きや、仕合った後の思いの余韻がたまりません。仕合シーンまでに膨らんだ関係性が切っ先に表れて感じられるほど、あっさりと描かれているのに濃密な心情、絶妙な比喩で伝える仕合の模様が、兵法者という遠い存在ではなく、身近な人間のものに思わせてくれます。ああ、もう、ほんと藤沢作品はいいなぁ……(*´∀`*)
読了日:4月22日 著者:
藤沢周平
天使はモップを持って (文春文庫)の
感想ささいな(?)人間関係の摩擦から、心の隙間に生まれた黒い感情がベースになった事件を解決していく、連続短編集。さらっと読めるのに、絶妙な感情のざらつきが織り込まれていて、引き込まれます。最終短編、ちょっと心配になったけど、結末にホッとしました。まるごとスッキリとはいかない部分が、それぞれの短編に残るけれども、実際の人間関係とかって、そーゆーもんだしなー。
読了日:4月22日 著者:
近藤史恵
くもはちの
感想いやぁ、面白かった。初っぱなから、小泉八雲とか夏目漱石とかが出てきて、ニヤニヤしちゃった。あの時代の有名どころの作家さんたちと、それにからむ妖怪やら妖精やらの話が、深い知識に支えられつつ、軽快なリズムで紡がれていて、あっという間に読み終えてしまった。おもしろーい! これ、もっと読みたい‼ 名前くらいしか知らない、というか、誰でも名前くらいは知っている作家さんが絡んでいるだけで、小難しいとかはない、けれど予備知識のある人はニヤニヤするだろう娯楽作品です。
読了日:4月23日 著者:
大塚英志
男振 (新潮文庫)の
感想越後のとある藩の御家騒動(?)物語。心根の素直な主人公だからこそ、こういう結末にいたったのだろうなぁ。ひねくれてたり、利己的だったら、もうひとつの可能性に傾いていたろうに。……だからこそ、男振りのいい人間に行き着いたのだな。人の弱さや醜さを、すこしも揶揄せず、人間とは、そういうものと作者が自然と受け入れているような文章なので、そういう描写も不快感より達観するような心地で読めました。
読了日:4月29日 著者:
池波正太郎
孔雀警視のモナコご乱行調書 (光文社文庫)の
感想破天荒というか、奔放というか、ド派手で恋多き美人警視の現代ファンタジー事件簿。コミカルで、すいすい読めました。セクシーなシーンが多分に含まれているので、好き嫌いあるかもです。
読了日:4月29日 著者:
志茂田景樹読書メーター
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