2016年1月の読書メーター読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2346ページ
ナイス数:67ナイス
大岡越前 (吉川英治歴史時代文庫)の
感想前の方の、若かりしころの大岡越前の部分に、昔、ちらちら親の観ていた時代劇「大岡越前」で、不思議に思っていたものの答えがあって、個人的にすごいスッキリ。そして、その頃のかかわり合いになった人々が、縦糸横糸となって、ラストに見事な紋様を描いていたことに、感動。登場人物、端役すらも無駄や、その場かぎりの関わりで終わっていないし、想像以上に大きな問題にぶち当たって、どうなることかとハラハラしていたら、それが時代劇さながらの、鮮やかでサッパリとした結末に落ち着いて、ほうっと息を吐いて本を閉じました。
読了日:1月8日 著者:
吉川英治
親指の恋人〔文庫〕 (小学館文庫)の
感想本人たちにはハッピーエンドな作品。若者の葛藤と、格差社会が、わかりやすいほど顕著に織り込まれた物語でした。リアルだけどリアルじゃない、微妙なバランスですが、どこか夢見がちな気配が漂っているのは、そういう年齢のふたりの心理が、みっしりと詰まっているからかな。
読了日:1月16日 著者:
石田衣良
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)の
感想まさに序章、という感じの、これから大きなことが起こる予感を、ひしひしと感じられる、各人のはじまりと交わりが、丁寧に散りばめられていました。これらのものが、どのように進み転がり時代を織り成していくのか、ドキドキします。
読了日:1月17日 著者:
浅田次郎
小説新潮 2016年 01 月号 [雑誌]の
感想読み切りやら、読み切り連載やらが満載で、思考や想像体験が盛りだくさんでした。
歴史ものは、そこをピックアップ&想像したのか、と、うなるものもあったし、狐に化かされたような気分になるものや、青春の苦さを思い出すようなものや…………カラフルな一冊、という感じでした。
読了日:1月20日 著者:
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)の
感想1巻で蒔かれた種が育っていくことに興奮し、さらりと配された、別の物語のように綴られている重要な謎解きのヒント部分に震えました‼ 直接的でなく、こんな書き方で「それが方法か!」と思わせてくれるなんて、脳ミソが気持ちいい。はやく先が読みたい気持ちと、もっと余韻を楽しんでいたい気持ちが、せめぎあっています。
読了日:1月25日 著者:
浅田次郎
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)の
感想うおお……。←読後すぐの感想、興奮の唸り。体がふくらむような興奮の3巻! 真ん中の部分では交渉の種明かし(?)の鮮やかさに、目を見開いて紅潮してしまったし、ひたすら興奮の3巻です。あと1冊で終わってしまうのが惜しい……けど、気になる…………ッ! 幼少期の体感や感覚、印象や記憶は、いつまでたっても根底に根強く、それと知らぬ間に人格となって、あり続けるものだなぁ、と再確認もしました。
読了日:1月28日 著者:
浅田次郎
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)の
感想真ん中のあたりで、本当にこれで最終巻? 終わるの? と思いながら読みました。未来の大きな鍵を握る人物の名にハッとしたり、ゆるゆるとした悲哀を滲ませる境遇に堕ちた人にしんみりとしたり……。さりげない仕草や、小さな道具のひとつさえ、その人となりや過去、関係性に繋がっている、ほんのわずかも無駄のない、怒濤の、けれどとても繊細な物語でした。
読了日:1月29日 著者:
浅田次郎読書メーター
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